ザリガニを釣れ!

漫画家 大童澄瞳の公式ブログです。告知や日記など

『映像研』の性別や国籍についてのメモを見つけた、

 

『映像研には手を出すな!』に関して一年ほど前に書いたメモが見つかった。

その時の感情は少し高ぶっていたようで、なにか激しいものが感ぜられる分になっているがそこは一つご了承頂きたい。

 

改めてメモを読んだところ、その主張はまだ変わっていないので ここに文章供養の意を込めて公開する。

以下はそのメモ↓

 

 

‪身体的特徴が女だからって女とは限らんでしょう。

中身は男ですと言ってるわけじゃないですよ。

どっちでもどうでもいいから女3人でもいいでしょっていうことであり、さらに身体的特徴が女であって、自己認識も概ね女であるからと言って「100%女」なんて人はこの世の中にいないでしょう。

そういう意味で、性別について深く考えて、部員の構成を男男女にするとか女中性男にするとかそういう行為には何も意味がなく、「キャラクター」は性格や行動によっては描かれるべきでなんすよ。

何度も言ってるように、多国籍な学校が自然だと思った事はありますが、思想的に強くおもっているわけではなく、「家には屋根があるのが自然だ」という感情と同様であり、その多国籍の自然さは僕が通っていた市立小学校に色んな国籍・宗教の子供がいたからに過ぎず、別に何の思想もありません。

どうもまだみんな、性別とか国籍とか宗教を見ると「差」「違い」「協調」「平和」とか色んなワードを連想するみたいですけど、そんなんどうでもいいんですよ。

抽象化(「抽象」の意味を調べてね)して理解せずに、境界線のないぼんやりしたものだって事で理解できませんか。‬

 

‪僕が作中で同性同士の恋愛を描いたとしても、それは多分ただの恋愛であって「同性愛」というカテゴリにすらならないんですよ。

僕はキャラクターを性別によってかき分ける能力がないとも言える。‬

 

 

メモ終

以上。